目の前で見放された人がガックリ肩を落としています。弁護士から紹介されました。
住宅ローンが払えなくなり滞納、何が何でも自宅を手離したくないので自宅を残せる個人再生を試みました。しかし認められず泣く泣く任意売却へ、とはならず…。
物件の状態があまり好まれず、任意売却専門の不動産業者から売却を引き受けてもらえなかったそうなのです。
他の業者さんが断った物件を私に紹介って?先生~!勘弁してくださいよー!!(^-^;
見放された物件に住む見放されたお客さん…。
大丈夫です。私は物件だけではなくお客様の「ひと」も見ますからね。私、ファイナンシャルプランナーですもの(*^-^*)
それにしても…売却お断りした業者さん、正解です。自称さすがの私でもすんなり売却とはならないでしょう。さてどうしよう…。

ドリンクバーのアイスコーヒーはなくなり、底にある氷がじわじわ溶けています。悪戯に期待させるわけにもいかず今は励ます事しかできません。沈黙にも飽きてきたので「もっとコーヒー飲みましょう。元を取らないと!」と貧乏くさい事を言いながら見放されたお客さんと共通の趣味だった音楽の話で距離を縮めます。→見合いの達人ナメんなよ(笑)

あれから1年。
その後見放されたお客さんは代位弁済になり、予想通り売却は困難を極めました。
が、今この物件の代金決済準備をしています。さすが私です(^^)v
債権者から指定された売却期間が終わるその月、ギリギリのところで知り合いの投資家さんにリースバックで買って頂けることになったんです。お客さんは当初の希望通り、自宅に住み続けることができます。
市場に受け入れられなかったが故の大逆転!コロナ禍でじっくり取り組むことができたのも勝因です。
見放されたお客さんへ~私の仕事をこんなに喜んで頂きありがとうございます。出会いに感謝します。(←救われたのにまだ見放された呼ばわり?^-^;)