今年2月下旬のことです。妙にブ厚い、紹介状が入った健康診断の結果通知が届きました。
『精密検査を受けてください』
…。困りました。今まさに競売手続きが進んでいる物件の最終調整をしています。自分の生活を犠牲にしてでも最優先に解決しなければならない案件をお預かりしている状況です。このタイミングで検査を受けることは考えられませんでした。ただ、精密検査をする大きな病院は予約が1ヶ月以上先になることも珍しくありません。今 予約→物件を引き渡した後に検査~をイメージし、車で15分程の病床数550規模の病院へ電話すると たまたま 今週(!)空いているとのこと…。これは神のお告げか😱間違いなく『急ぎなさい』のメッセージです。
その日は3月3日でした。診察時間を大幅に過ぎた頃、ようやく看護師さんが来てくれました。「今日は時間ありますか?先生からのご提案なんですが、たまたま 今日 時間が取れるので針生検(→体の組織を取って検査をします)をしませんか?本来であれば針生検にも予約が必要なんですが…」 お願いします! 最後の一節を聞くやいなやの即答です。このサクサク仕事を進める、さながら不動産屋(?)のような若きドクターCが私の主治医になったことで既に私は勝ったと思いました✨ ドクターCは涼しい顔して淡々と『良くないこと』を話すのですが、時折 北東北のイントネーションが入ることで癒され落ち着きました。検査結果は10日後とのことでしたが、御多分に洩れずどうしても最悪の事態が頭をよぎります。仕方ないか…まずは今 手がけている案件のこと、会社名義の気の遠くなる借入金のこと、配偶者の老後(私がいなくなった場合を想定)に備えて残す物件のこと…そうそう、今月は千葉県に就職する息子の引っ越しがあるんだっけ。予定外の針生検をして痛む胸を抱え(麻酔が切れた)、たくさんの『これから』に思いを馳せながら家路に就きました。
たかが10年ちょっとの子育てを終えた私でも(←自称カリスマ義母)、周りのお母さんに追いつき『じぶんのことは後回し』になったようです。あんなに自分大好きで自分以外のことにエネルギーを使いたくなかったはずが、最悪の事態を想定した時でも自分の事って後回しなんですね。お母さん脳、と言うんでしょうか。殿方諸君、自分の事だけ考えてないで!支えてくれる人あってこそなのだよ😉女神(わたし)からのお告げじゃーーー!※女神と書いて(わたし)とルビを振るような人はまだまだ死なないと思います(笑)