「家を売っても住み続けられます」 「近所に知られずに売却できます」 「一括で多額の現金が手に入ります」 「引越しや仮住まいの手間が省けます」 「将来、マイホームを買い戻すこともできます」
不動産取引の中にリースバックという方法があります。所有者が自宅を売却し資金を受け取った後に賃貸として家賃を支払い住み続けられるサービスで、場合によっては再購入も可能です。最近は様々な宣伝効果で広く認識されていて、当社では住宅ローンが滞った方から最も多く寄せられる相談内容です。ただし!リースバック取引は条件が厳しく、実際に成立できるケースはわずかです。(ここでは条件やデメリット等については割愛します)それでも絶対に家を手放したくない売主様の強い要望で、どんなに条件が厳しくてもリースバックをやりたいと懇願されました。私が無駄に優しかったちょっと前の事です。
売主様に寄り添った結果、頑張っていきましょう!と話を進めました。無事に所有権を買主に変更し賃貸借契約を済ませ、売主様の生活は何事もなかったように続けることができました。「伊藤さんのおかげで子ども達が転校しないで済みました。助けて頂いて本当にありがとうございました。何かお礼がしたいのですが…」 あなたがこの家を買い戻す姿を見せてください、それが一番うれしいです …何時も静かに笑っている私はそう答えました。シビれるぜ。
リースバック開始から1年が経過しました。元の売主様は家賃の支払い順調で、引き続き幸せな生活を送っていました。
リースバック開始から2年が経過。賃借人(元 売主様)は支払いが遅れがちになりました。
リースバック開始から3年目。温厚だった元売主の現賃借人は豹変し(何時も静かに笑っていた私も豹変、殺気立った顔に ^^;)家賃も払わず、詫びもせず、電話ニモ訪問ニモ応ジヌ強靭ナメンタルヲモチ、誠意ハ無ク…やっと話ができても、その場を逃れる為なら10分後にはバレる嘘を言う(!)そういう者になってしまいました。
残念ですが、この賃借人はもうお客様ではありません。新年早々、任意売却士(いよっ!)督促バージョンのスイッチが入りました。令和7年は〝幸せなリースバックその後劇場〟で幕開けです。 (よ~~~~~ポンっ!)「お客様に喜んで欲しいから」 → 別に喜んでもらわなくてもいいです。私は〝今できる最も良い方法〟を自信を持って提案します。「お客様に寄り添って参ります」→ 過剰には寄り添いません。私の一生懸命をお前は搾取しただろぉぉお!!…もとい。今年は任意売却士として10年目に突入します(含、某クラーク社在籍期間)。今までのような数字に拘る営業マン風情の割合をセーブし、もっと品格ある経営者として何事も美しく!本年も株式会社伊藤宅建事務所(伊藤宅建でいいよ😒)を何卒よろしくお願い申し上げます🐍